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「…最近…一緒に寝てるよね?」
そう仕事の合間に話しかけてきたのは、貴方の昔の恋人。
天使の笑顔は真意を隠した切な気な表情だった…
嫌な予感がした。
「そうですね。なにか?」
僕は狡い…
本当に天使が聞きたいこと……
天使の不安を消すことだって出来たのに……
僕は狡い…
うんん。と首を横に振ってから、その場を立ち去った天使を見つめた。
少し悲しそうに細まった瞳を…
ね?貴方も見たでしょう?
天使の向かう先にあった鏡には…
僕の後ろから昔の恋人を見つめる貴方がいた。
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