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予め予約をしてあった部屋へとチェックインを済ませて、向かう…
撮影で使った部屋とは違う…
どんなに二人になろうとも、天使はヒョンでしかない…
貴方が僕といる時の気持ちと同じ…
大切だけど…
愛しさじゃない…
愛してるけど…
特別じゃない…
「ねぇ?ここで何するの?」
一通り部屋を探索した天使はフワリとベットに飛び乗った。
「そうですね…溶けましょうか?」
溶けて消えてしまえばいい……
「えっ?」
ベットに座る天使に一歩一歩近付く、訳の解らない顔をした天使も…
張り詰めた雰囲気を作れば、自ずと、強張る表情…
それを確認したのと同時に、右手に握りしめた終わりの合図を繋げた。
貴方に…
さよならのベルを…
「なっなんだよ!」
「まず口から閉じましょうか?」
これから何をされるのか、解るから、僕を怖がるんでしょう?
何をされるか…
貴方に愛されてた天使だから解るんでしょう?
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