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『貴方が好きです。』
ズット抱いてた気持ちを、吐き出したのは一人で過ごすには寒すぎる季節の半ば。
雪のちらつき始めた季節は、僕の気持ちを白く夜空に表した。
1人、貴方を見つめている時間に耐えれなくなっていた。
違う…
貴方の笑顔が見たかったんだ…
街に溢れる恋人達は、暖かそうに手を繋いで、幸せそうに笑ってる。
貴方を見つめて、貴方を想って涙を流す僕とは別次元の生き物みたいに。
いつかは、僕も…
なんて願いは…
ただの願いで終わった。
それでも、貴方の笑顔がみれるなら……
僕はそれだけで幸せなんです。
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