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告白
「はっ…わっわ、わたしと、つきあいなさいって言ったのょっ!!!」
再びビシィィィィッ!!!……と指。
あー、、、えっと、、、この子は、、、アレかな?ちょっと頭の方がアレな子なのかな?
かんだし。むっちゃ、かんだし。
てか、そもそも、この子小学生だょね?一応ここ 高校ですし。
もうそろそろ周りも引きはじめてるんで…
「きゃぁっ!!!?」
俺はその子をヒョイッとかつぎあげた。
おー軽い 軽い。あ、ちょ、あばれんな。
「ななななにすんのよっ!!おっおぉっおろしなさぁぁーいっ!!」
こらこら、スカートはいてんだから、そんな足ジタバタさせない。にしても 本当 さっきっから命令口調だな。
どっかのお姫様か?
まぁ、どぅでもいぃか。
「ぁぁっぁ、あんた何すんのよぅっ!!!エッチッ!!ムッツリ!!はなしな、さぁぁぁいっ!!!!」
「ハイハイ。行く道が分からなくなっちゃったんだね?大丈夫だょー。今からお兄さんと一緒におまわりさんのところに行きましょう?」
あぁ、俺ってば心広いな……。
遅刻しても、まぁこの場合しかたなぃだろう。
ほら、山口さん達も納得したかの様にクスクス笑いながら校舎へ向かっている。
よかった。誤解されなくて。
「ハァッ?あんた何言ってんの?!」
「君はどこの小学生さんですかぁー?どの道から来たか、覚えてるかなぁ?」
俺は女の子をあやしながら生徒の群れの中を逆流する。
うわ、、はずかしい、、、、。
「どっ、、、、どこ、、、、小っ!?!?」
ギギギ、と爪が背中に食い込む……。え、おいまて。それ結構痛いぞ?ブレザー着てるのにも関わらず見事に突き刺さってるよ?
「あ゛-…えと、おんぶの方がよかったかな?」
俺ってば何という失態。
初対面でいきなり腹 やられたからって、相手は悪魔で女の子。
かつぐんじゃぁかわいそうだょな。
「ごめんな?」
その子を地面におろしながらあやまる俺。
「、、、、、、、、、、、」
え?無言?
…ったく最近のガキはマヂで生意気だな。あぁ、ガキは俺らもそうだケドも。
とにかく 少しでも大人な俺は、それでも笑顔をはがさず、クルリと背中を向けた。
……………………
……………………
……………乗れよ
「ぁの…?」
振り向くと……
ゴワンッ……!!!!!!!!
「、、、、ぁ゛、、、、、、?」
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