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頭ん中が、一瞬、なくなった…
バタッ、、、、、
触れる地面の感触。
周りからはキャー キャー と悲鳴。
あぁ…何だコレ……目の前がグワングワン……………って…………
「い゛っだぁああ゛っ?!」
デコのあたりがものすごーっくズキズキしてきた。
あぁ…ヤバイ…上半身起こしただけでクラクラする…。
もしかして…いや、もしかしなくても……コレ……俺…殴られたのか…?
しかもオイ…テメ、その手はグーじゃねぇか…。
「なっ…いっ…いてぇ…お前…っ!!人が優しくしてりゃぁ…」
「うるさいっ!!失礼なのはそっちじゃなぃっ!!いきなりかつぎあげたと思ったら……しょっじょっ…しっ…小学生あつかいっ!?」
プルプルと震えている女の子。、、、よく見れば涙目。
あ、、、あれ?
「え…と……?」
「せっかく私から告白してあげたのにっ……」
おい、あげたってなんだ。
「ずっ…ずっずづっ…ずっと……好きだったのにぃっ……」
よくかむ子だなぁ。
いや、それより、、その、好き、、、?
「だだだだっだダメコンブッ!!!ぁあ あんたなんかナヨナヨしててっ!!そのぅ…えっと黒髪で ダメコンブなのよぅっ!!!」
、、、、What?
はい?
「その耳の穴っ!よぉ~っくかっぽじってききききなさいっ!!!」
どもってる。きが多い。
「私は星原ゆづゆっ!!15歳よっ!!!!木野本 秋八!!、、、アンタなんかに惚れた私がバカだったのカモ、、、、。こんなにナメラれるとは思わなかったわっ!!!」
腰に手をあて、うすい胸をエラソーにフンッと押し出す少女。
「…………15……っ!?」
俺の名前を知ってることにも驚いたが、何よりもその歳、、、っ!!!
、、、、、、ウソだろ!?
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