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智也
「はぁ、終わった終わった」
(疲れた様子で)
「どうだった、俺様の演説は」
(自信あり気に)
卓
「ええ。相変わらず口が達者のようで」
(バカにするでもなく静かに)
智也
「ンだそりゃ」
圭
「僕はやっぱり凄いと思います!」
(輝いた目をして智也を見て)
「僕、人前で喋るの苦手ですから…」
(しゅん、と項垂れて)
悠希
「なのに生徒会なのか?」
(圭に、きょとんとして)
玲仁
「大塚君が生徒会に入ったのは兄である卓みたいになりたいからだ」
「ある意味、その人前で喋れないことを克服するためとも言えよう」
(表情をひとつも変えずに淡々と告げて)
圭
「れ、玲仁先輩っ…!」
(玲仁が言ったことが図星だったため、顔を赤くして恥ずかしがり)
悠希
「どっからそんなデータを…」
(呆れて)
玲仁
「当たり前だ。生徒会新聞を書く以上、生徒会メンバーのことを知らないでどうする」
(当然というように気丈に振る舞い
)
智也
「さすが玲仁!俺が見込んだ男だ!」
(玲仁の言動にテンションを上げて)
玲仁
「お前に見込まれるのは見下している様で気に食わない。前言撤回を要求する」
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