彼女の異常な食餌

4/7
65人が本棚に入れています
本棚に追加
/93ページ
 僕は彼女に気づかれないようにそっと背後から近寄り、優しく彼女を抱き締めた。  おおおおおお! すげえ柔らけえぇぇぇぇ! 女の子の身体って何でこんなに柔らかいんだ!? 最高にいいじゃないか! 「ん?」  彼女は特に驚きもせず、僕の腕の中で身をよじり、手を止めた。  食事中だったらしい。いつものことなんだが、このとき真白は周りが見えなくなるみたいだ。  至近距離で目があった。真白の瞳は冬の夜空のように澄み切っていて、僕に安らぎと癒やしをくれる。  ストレス社会に疲れた人は、真白の瞳を見つめることをお勧めするよ。秒給一万円だけど。
/93ページ

最初のコメントを投稿しよう!