黒猫の朝

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こんなことがあって、俺は学校に行きたくなくて拗ねているのだ。 恭「 んっ? どうした黎? そんなムスッとした顔して」 俺は兄ちゃんの服の端っこをちょこんと掴んだ 黎「……兄ちゃ‥」 恭「どうした黎?」 黎「…がっ…こ…ヤダ…‥」 俺は兄ちゃんのお腹に頭をグリグリ押し付けた 白煌学園は全寮制なため、ほとんど外出できず、兄ちゃんを大好きな俺にとって兄ちゃんに会えないのはつらい。 恭「黎が行く学校は全寮制であまり外出できないんだっけ?」 黎「……ん…」 恭「そっかぁ、じゃあ俺が時々遊びに行ってあげる。 それに夏休みとかは帰って来られるんだし、一緒に遊ぼうね‥ってことで父さんいいよね?」 、
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