黒猫の朝

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その頃… 眠い…寝てもいいかな… 眠気が襲ってきた俺は、片手に牛乳を持ったまま寝ようとした… そんなとき、急に兄ちゃんが大声を上げた。 恭「あぁぁっ!! もうこんな時間っ黎! 父さん! あと10分で学校始まるよっ!!」 黎・京「「……へ(!?)…」」 恭「へっ!? じゃないっ早く支度して! ほらっ早く!」 恭介は、目にも止まらぬ早さで二人の支度を終わらせると玄関へと送り出した。 恭「はいっ二人とも気をつけて行ってらっしゃい!黎っ父さんのことよろしく、あと今度会いに行くからねっ」 黎「……ん‥」 京「じゃあ、行って来ま~す!」 そう言うと一人は慌ただしく、もう一人は睡魔と戦いながら出て行った。 ~その頃、家では~ 母「ふわぁ~……あれっ? 恭介、黎ちゃんとパパは?」 恭「…母さん…もう二人とも学校行ったよ…」 のん気に起きてきた母親に、恭介はため息をついたのだった。 、
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