黒猫、転校する

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飛鳥「黙れ」 ピタッ 騒がしかった教室も飛鳥の声でまた静かになった。とはいえ、未だに服を離す気配がない黎に飛鳥はため息しか出なかった。 飛「はぁ…なぁ、どうしたら離してくれるんだよ?」 黎「…牛乳…」 飛「はぁ?」 黎「…牛乳…くれ…」 どうしたら離すのか聞くと、黎は牛乳が欲しいと言う。さっき牛乳をもらえなかったのを根に持っているらしい。 飛「…わかった後でやるよ」 飛鳥が渋々頷くと、黎は満足そうに服を持っている手を離したのだった。 、
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