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大丈夫だ。と彼女はくすくすと笑う。
何がだよ!
「私と交信できたならお前も闇の力を少なからず持っているからだ」
…………は?
いやいやいやいやいや。
そんな力聞いたことも使ったこともありませんが。
「何かの勘違いじゃないですか?」
「いや?間違いないな」
…………
だめだ。通じない。
仕方ないので"仮に"そうだとして話を進める。
「お前……すまない。名前は?」
今更かよ!
それにしても壮大な夢だ。でもなんか面倒くさくなってきたからそろそろ夢から覚めないかなぁ。
私はくたびれた声で「王生(イクルミ)夕日」と名乗った。
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