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伝染
『死ネ神どうしてる?』
『今雑用中。つか、俺がやらせといた』
『あぁ、教室掃除か。にしてももう明日で卒業か…』
『死ネ神は何処の高校受かったんだっけ?』
『馬鹿言え、あいつに高校なんざ似合わねぇよ』
…もうすぐ始まる、決して誰も悪口言わなくなる日が。
俺が、真人間になれる日が。
来ると…信じたかった。
『近寄るな、地獄に堕されるぞ』
高校初日、俺と同じ中学のクラスメイトが叫んだ一言により、生徒は当然、先生も流石にひいてた。
悪い予感がした。
そして的中。次の日、俺を見てくれる人なんて居なかった。
こいつ以外は。
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