一目惚れ

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「麻様だと?」 聖夜はそう言って男の集団の方に走っていった。 「聖夜まで何なんだよ」 風はまだ今の状況を飲み込めてなくその場で立ち尽くしていた。 「あなた何してるんですか?」 そんな風に話し掛けてくる女子がいた。 風はその声のした方を見てみた。 誰もいない。 「あれ?空耳か?」 そう言いながら耳の穴を自分の手の小指でほじる振りをしてみる。 「こっちです!!」 しっかり聞いてみると下の方から声がした。 下を見ると凄くちっちゃい女の子がいた。 髪はショートヘアで身長は約140cm後半、しかし顔立ちがいい。 くるりとしていて輝いている瞳。 潤んでいて柔らかそうな唇。 少し赤るんでいてそれがまたいい頬。 そしてちっちゃくて可愛らしい鼻。 もうかなりの美少女だった。 しかし一つ言いたいことが風にはあった。 「誰?」                                                                   
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