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部屋に戻った俺はいつのまにか眠りに落ちていた
心地いい眠りを壊したのは
他でもない、あいつ
「ユチョンヒョン!早く起きて下さい」
「…ん?…ちゃみ?」
「はい。早く起きて下さい」
目の前いっぱいに広がるあいつの顔
いつになく近い顔に眠気も一気に引いた
「…あ、うん。」
なのにこの態度。なんだよ俺
もっとびっくりしたらきっと話も続くだろうに
なんて馬鹿だ俺は
「ヒョン!ユチョンヒョン!聞いてますか?」
「…うぇ?なな、なに?」
「はぁ。一回で聞いてくださいよ」
「ごめん…」
「ジュンスヒョン達がゲームしたいそうです。5人全員でしたいからユチョンヒョンを呼んで来いと。」
「ゲーム?なんの?」
「…王様ゲーム?僕もどんなゲームかわからないので…」
王様ゲーム?
ってあの合コンとかでやるベタなゲームだよな。
「あー、なんか聞いた事あるわ。」
「まぁとにかく早く来て下さい。」
「うん、わかったー」
髪を少し整えてリビングへ行く
王様ゲーム。
嫌な予感が駆け巡る。
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