堕落への一歩

5/23
前へ
/35ページ
次へ
部屋に戻った俺はいつのまにか眠りに落ちていた 心地いい眠りを壊したのは 他でもない、あいつ 「ユチョンヒョン!早く起きて下さい」 「…ん?…ちゃみ?」 「はい。早く起きて下さい」 目の前いっぱいに広がるあいつの顔 いつになく近い顔に眠気も一気に引いた 「…あ、うん。」 なのにこの態度。なんだよ俺 もっとびっくりしたらきっと話も続くだろうに なんて馬鹿だ俺は 「ヒョン!ユチョンヒョン!聞いてますか?」 「…うぇ?なな、なに?」 「はぁ。一回で聞いてくださいよ」 「ごめん…」 「ジュンスヒョン達がゲームしたいそうです。5人全員でしたいからユチョンヒョンを呼んで来いと。」 「ゲーム?なんの?」 「…王様ゲーム?僕もどんなゲームかわからないので…」 王様ゲーム? ってあの合コンとかでやるベタなゲームだよな。 「あー、なんか聞いた事あるわ。」 「まぁとにかく早く来て下さい。」 「うん、わかったー」 髪を少し整えてリビングへ行く 王様ゲーム。 嫌な予感が駆け巡る。
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

249人が本棚に入れています
本棚に追加