2話 ジョーカーの日常

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仮面を取ったってことはなんか新薬でも飲まされるのか・・・ 目を閉じた俺は次に来るであろう事態を色々と考える。 カッカッカッ 正面からこちらに向かってくる足音が聞こえてくる。 そして、俺の前くらいで足音が止まり小さな息づかいが俺のすぐ近くで聞こえる。 そして、少し冷たく柔らかな何かが俺の頬に触れる。 たぶん誰かの手だろう。その指先はそのままゆっくりと移動し耳、こめかみ、額、まぶた、鼻、唇・・・で一旦指が止まる。 なんだ、この状況・・・と言うかくすぐったい。 少し俺が身震いするとクスッと小さな笑いが聞こえる。 そして、指がまた動きだし俺の顎に添えられクイッと上に向けられる。 ヤバイ!来る!? 俺はグッと覚悟をする。 プニュ 少しひんやりとした何か柔らかいものが口に押し付けられた。 俺は少し身を退こうとしたが頭をガシッと両手で掴まれて動かない。 いや待て、両手で・・・? どうやって俺の口に押し付けてる? と悠長に考えていると今度は口割って中に何か温かいものがが侵入してくる。 おい。俺・・・まさかキスされてね? しかも、えれぇ激しいの・・・
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