歩く快晴

6/6
前へ
/25ページ
次へ
「いつも遅刻してるからさ」 「それだったら涼子もじゃん!」 「涼子はいいんだよ。大人しいから」 「そうだよ。涼ちゃんはカワイイもんね!」 涼子は黙ってメロンパンを齧っている。 「……FxCK、何よそれ。私が可愛くないみたいじゃない!」 小さい溜め息が流れた。 「いや、お前は可愛いけどさ……」 キーンコーンカーンコーン 「やばい! 遅れるわよ!」 そういって彼女は走り出す。俺の声なんて届いてないようだ。
/25ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加