眠る満月
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陣の中央に麻衣が跪く。 「見えないものは見えず……」 その外側で俺が詠唱する。 「知らないものは知らない……」 これが俺たちの部活だ。学校には認証もしてないし、第一俺と麻衣以外は誰も知らない。 「円と球は淡く光り……」 学校はとても楽しい。いつまでもこうしていたい。 俺はずっと前からそう思ってきた。
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