目覚める太陽

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ホームルームが終わり、教室の一番奥に座ってる俺の前に例の二人が近づいてきた。 「マサ、おはよー!」 「……おはよう」 「おはよ、見事に遅刻したな」 「悪いのは私じゃないわよ!涼子が……」 「はいはい、分かってるよ。いつも通り布団から出てこなかったんだろ?」 「そうなの!」 「眠いもんは眠いの……」 俺よりも背の高い高尾涼子は、低血圧すぎていつも寝坊している。毎度のことだ。
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