1限目:おばけ の おうち

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「さ、できたわよ。」 「うわー、おいしそう!」 俺達の目の前には、流依さんが作ってくれた料理が並んでいた。 お味噌汁や焼き鮭などの庶民的な料理。だが、俺達にとっては久々に食べる家庭料理だ。 「どうぞ、召し上がれ。」 「「「いただきまーす!」」」 「おいしー!やっぱり白米が一番ね!」 「この鮭なんかもう料亭レベルですよ流依さん!」 「僕、お味噌汁なんて久しぶりだよ。暖まるー・・・。」 「ふふっ、みんなすごくお腹が空いてたのね。おかわり用意してあるから、たくさん食べてね。」 「おかわり!」 「早ッ!?」 「二人が遅いんだよ。あ、晴彦ポテトサラダ残してるー。食べれないならあたしが食べたげるね!」 「あぁーッ!?お前俺の『好きなものは最後に食べる』スタイル知ってんだろ!?」 「はれ、そうふぁっふぇ?」 「この食物吸引機め!ああ・・・、俺のポテト・・・。」 「は、はるくん、僕のあげようか・・・?」 「貴様!俺を哀れみの目で見やがって!」 「えぇっ!?」 「もっかいおかわりー!」 ピンポーン! 俺達が和気あいあい(?)と食事をしていると、急に呼び出し音が鳴った。 「あら、お客さんかしら?」 なにゆえ学校に、インターフォン・・・? 「ちょっと見てくるわね。みんなはここで待っててくれる?」 そう言って、流依さんは食堂を出て門へ向かった。
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