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pm1:20
元親は昼食を友人達と一緒に摂るが、あまり美味しく感じなかった
機械的に摂取し、弁当を手早く片付けると自分の席で顔を机にふせる
「鬼の旦那…もう限界じゃない?」
「某もそう思うでござる」
「そうだな…」
いつもと全然違う様子に友人達も心配になってくる
元親の異様な姿に舎弟達も声をかけられないらしく遠くから見守っていた
暫くふせていたが、急に立ち上がり鞄に荷物を詰めはじめる
「政宗。俺やっぱり帰るわ。ノート任せる」
「OK.放課後に持っていってやる。Good luck」
「じゃあな」
帰ると決めてからの行動は早かった
廊下を風紀に注意されるかされないか微妙な速度で進み、玄関まで行く
当然階段は走ってはならないと言われていないために駆け降りた
素早く靴を履き替えると駐輪場までダッシュ
「(待ってろよ、なり。今行くからな)」
警察に見つかると厳重注意をうけるスピードで元親は帰っていったのだった
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