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― pm4:20
帰りのSHRも終了し、放課後と呼ばれる時間になった
「…これから我の家に遊びに来ないか?長曽我部」
「えっ!?いいの?…うん、行く!!」
「うむ。真田や伊達も来るか?」
元就は友人達を自分の家に誘う
誘いに舞い上がる元親を他の友人も誘うことにより叩き落とすことも忘れない
「行くでござる。佐助は?」
「あ、俺様は無理。タイムサービス行くから」
佐助はチラシに丸印をつけながら答える
さすが、武田家の財政を握っているだけある…その姿はまさにオカンであった
「猿がいねぇなら尚更俺は行くぜ。小十郎はどうすんだ?」
「…野菜の世話があるので直帰します。……くれぐれも他人に迷惑をかけないように」
「またVegetableかよ」
「……竜の旦那、ちょっといい」
「Ah~?何だよ、猿」
「………お嬢に何かしたらその体、バラバラに解体するからね」
幸村に聞こえないように小さく政宗に囁く
離れた所で見たら仲が良いように見える笑顔での牽制であった
「何の話をしているでござるか?」
「単なる雑談だよ。それより、帰りは電話頂戴。俺様、迎えに行くから」
「わかったでござる」
帰り道だろうと完全に政宗と幸村が二人きりになるのを防いだ
「なら、来るのは長曽我部に真田に伊達…」
「はいはい!!俺もいい?」
「……前田の風来坊か。構わぬぞ」
「本当!?ありがとう、なりちゃん」
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