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《ねぇ、ライちゃん♪》
《何ルウちゃん?》
《15歳になったら、この国以外の場所に旅に出ない?》
《でも別の国には、魔法や妖精や怖い国もあるんだよね?僕怖いな…》
《大丈夫だよ。私が守ってあげる♪》
《本当?じゃぁ、僕はルウちゃんを守れるように強くなるよ♪》
《約束♪》
《うん約束♪》
あの頃は、大人になっても幼馴染みは離れない絆だと信じていた。
でも成長するにつれ、お互いは別の友達と遊ぶようになっていた。
ライ…私は昔の約束を覚えてる、ライは覚えてる?
「だから私は興味無いの」
「良いじゃん♪あともう少しでルウも15なんだよ。一人前の大人としては化粧も出来なきゃ♪」
「私は化粧なんて適当で肌荒れ防止とか、その程度でいいよ」
そう私は一週間後15歳となる、ライと同じ年齢に。
「男みたいに運動が良くても綺麗の努力もしなきゃ、服もね♪」
「だからいいって…」
「何だ?ルウは、男勝りで大人になりたいって?」
「カルム♪講義は終わったの?」
「よっ!サリナ♪今日は貿易の講義のハズがライがお得意の知識イジメで終了だ」
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