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「仕方ないだろ。あの商人が生徒を馬鹿にするから」
「ふ~ん。じゃぁ、手伝ってよ♪ルウの15歳の誕生日に着る服何が良いか」
「女に興味ない!俺は将来の役職に忙しい」
「本当に決める気あるのか?講義受けても選ぶ気0だろ」
ライは何も言わず、階段を降りた。
「待ってライ」
私は窓から外に出てライを追い掛けた。
「ルウも女になる気あるのかしら?」
「さぁ?お転婆は直らないんじゃないか?」
「ねぇ、待ってよ」
「何だよ?俺は次の講義の予習で忙しいんだよ」
「何かなりたい仕事無いの?じゃぁ…」
言いかけた時ライが立ち止まり私はぶつかった。
「ついてくるな。俺は忙しいと言っただろ」
ライは走りさった。
くそっ、もっと早く走ることが出来たら追い付くのに、どんどんライは私より強くなる。
私が追い付けない場所にライはいる。
ねぇ、約束は忘れてないよね?
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