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「バレー部はどうすんの?」
良介が俺の机に寄ってきた
「とりあえずきさティーに
相談してみようぜ
あんま気乗りしねーけど」
「あぁ…
俺も想像以上だった
今日の新任の挨拶。あれ絶対教頭とかに無理やりやらされた、だよな」
ふたりで
あの下向いてカチカチやってる20代の兄ちゃんを凝視した
「まあ仕方ないから言ってみようぜ」
教卓にふたりで向かった
こーゆーの苦手だから良介に任す!
「あの…先生…
部活動のことなんですけど」
「ん?
今ティガレとランデブー中だから…」
カチカチ…
「これが…クッ…終わっ、たら、な」
カチカチ
……………
賭けてもいい。
前の仕事着で愛想つかれて東明にきたな、この人
「ん!………あっ!アァア……」
見た感じ、やられたようだ
残騎で再挑戦するつもりらしいが、
こっちも待つのがめんどくさくなってきたので(てかゲーマーの血が)
PSPをひったくって
ものの2分でティガレを仕留めた
「お前…柳間…なかなかやるな」
PSPを受け取りながら、
如月はしたを巻いた
「ティガレにはランスが楽ですよ」
「覚えときます。シショー」
生徒と教師とは思えないやりとりだったよ
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