記憶

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「私は、夢を叶えに行くんだ。」 そう言って、君は遠くに行ってしまった。俺の手の届かない遠い国へ…。 だけど後悔はなかった。俺には俺の夢があったから、そして…。 俺と君とは、どこかで繋がっていると信じていたから。 だけど、そんな事を考えていたのは、最初だけで…。 高校を卒業して五年。俺…濱中浩介は、音大卒業後、プロのトランペット奏者としてそこそこ忙しい生活を送っていた…。
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