~第一章~

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指定された席に着く。 ガシッ 肩をいきなり後ろからつかまれ体がびくんと跳ね上がる。  「はい?」 ゆっくり後ろを向く。  「美優じゃん!一緒なクラス?まじ?やりぃっ!!仲良くしてねん♪」 そこには、中学の時にいつも一緒だった絵美(エミ)がいた。  「うわっ!ほんとだ!!高校でも同じクラス?腐れ縁だね(笑)」  「うわ、ひどっ!ここは感動の再会を喜ぶ場面でしょっ!」  「なにそれ~!!」 よかった。どうやら友達ができない心配はなくなった。
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