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・・・-----ヴァリアー基地・・・イタリア・・・-------
「あらん、ボスったらまだ寝てるのかしら~?」
ルッスーリアが、ザンザスの寝室に向かった。
コンコン!
ノックをしてみたが、いつもの罵声が聞こえてこない。
「またリリィと寝てるのかしら~ん。」
リリィは・・・。
あのザンザスの妹で、ボスとは似ても似つかない程、愛くるしい。
金色の髪に大きな濃い緑の瞳。
ザンザスの妹でなければ、どれだけの男の視線を集めただろうか?
リリィに近付いて来る者は、全て、兄ザンザスの手で消されて来た。
カチャッ!!
ドアが開いて、眠そうな顔をしたリリィが出て来た。
「おはよ…。」
「あぁら~、お早う、リリィちゃ~ん。今朝も可愛いわねぇ。」
そう言いながら、ルッスーリアが、リリィのほっぺにキスをした。
「…何をしている?」
「ボス…。」
ルッスーリアの顔面が蒼白に変わった。
「おにいちゃん、ルッス姐の挨拶だよ?」
「ボスったら~、あんまり遅いから起こしに来たのよ~。」
「誰がそんな事を頼んだんだ?」
「あ…あら~、お邪魔だったかしら~。」
「邪魔だ!消えろ!」
そのままリリィの肩を抱いて、部屋に戻った…。
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