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「「ターゲット認証しました。」」
たしかに…そう聞こえた。あたりを見渡す
…だれもいない…
!
かすかな振動が ゆびをつたう。ほんとうにわずかな、小さな異変。
俺はそっと、木の幹から手をはなした。
…そこには俺の手形が くっきりと。ふちはやや赤くひかっている…
『なんだこれ。』ついに俺は、かめはめ波でも だせるようになってしまったのではないか…
いけない。
俺ともあろうものが、一瞬だけ、わずかな期待をいだいてしまった。
俺は 自分の手が無事なことを確認し、じっと手形をみつめた。
これ以上 異変がおきないということを確認し、とりあえず写メって もう完全にまにあわない入学式へむかった…
(『遅刻魔』という称号を獲得するべく 元気よく 隼人少年は走り出す!!
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