すべての始まり

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途中 ものおもいにふけりながらも 入学式は終盤にさしかかっていた… <校長先生のお話> 『えぇ…新入生の皆さん、今日は門出のときです。皆さんにとって 思い出ぶかき日になるよう、願っています… さて、皆さんもご存じのとおり 本校は 表むきは私立八名高校、ほんとうの姿は 国立スパイ養成学校… さっそく朝、皆さんの才能をためさせていただきました。道に迷った生徒もおおかったことでしょう… つまり、今ここにいる皆さんは試練を突破したわけです。 道をわからなくしたのは、ここが外部にばれてしまうと ひじょーに まずい。という理由と、皆さんの才能を確かめるため。 このぐらいの罠からは、のがれてもらわなければ… ここにいる生徒は、厳選された人間のみ。 あの並木通りをぬけられなかった人は、入学式がおわった頃 表むきの私立高校に登校します。 いいですか?あなた達の運命は ここにいる時点で決まったも同然。 もちろん全寮制の本校から、でることもできません。 すべては あなたがたのため、お国のためです。』 俺はうつらうつら、信じられない話をきいていた。 どうやら、とんでもない所にきてしまったようだ… 校長のことばを思い出し、解読した結果…まず最初におもったこと、それはこれだ。↓ 「まさか 俺の青春が一瞬で消え失せようとは…」 あぁ…おれのマグナムをつかう日はいずk(ry 大丈夫。 冗談がでてくる余裕はあるようだ… その余裕を使って、校長先生のお言葉をおさらいだ!テヘッ(-゜3゚)ノ 俺は今朝、スパイ学校の試験にまきこまれ みごと合格してしまった。 ↓ 私立八名高校とスパイ学校は全寮制=天国と監獄 ↓ スパイ学校に合格した=高校3年間で修行=プロになる→お国のために スパイとして働く ↓ 俺の高校3年間は地獄とかした😃あはは(笑ってねーと、やっていけねーぜ… 頭の中の小人さんが、きおくの引き出しを開け閉めしているうちに、入学式はおわっていた… クラス分けの表をもらい、流れにそって 歩いていると… 高校支給の腕時計から、よびだしのお声。 『神切 隼人。至急、理事長室まできなさい。』 俺は走る。地獄の扉が口をあけてまっている…そんな気がした… ふりかえれば この日が全ての始まりだったんだ… next
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