2日目

4/6
前へ
/128ページ
次へ
「ぇ…」 小さく漏れたそんな声。 まぬけに思えるけど、本当に驚いたから。 「…キライ」 その時の少女の顔はあまりに澄んでいて、同時に何故か、歪んでいるようだった。 ―――ザワ…ザワ… 寄せては返す波の音。 ただ、ただ、それだけ… その音だけが僕ら2人を包み込んだ。
/128ページ

最初のコメントを投稿しよう!

30人が本棚に入れています
本棚に追加