夢

影

俺は確かに
全力で走ってるんです､

なのに実際わ
数mしか進んでないんです..｡

それでも俺は諦めずに
走ってるんです､

逃げたいから
捕まりたくないから...

そんな俺を見て｢人の形｣わ後ろから

[無駄や]

[諦め]

[早く楽になり]

そう冷静に
冷めきった声で言うんですよ..

それでも無視して
ひたすら前に行こうと

少しでも離れようとしてたんです｡

どれだけ必死になっても
ゆっくりにしか進みませんでした､

ようやく頂上に着いたところで
体ごと後ろを向きました｡

後ろを振り向けば
｢人の形｣わ悲しそうな表情で

[諦めたの？]

[もう終わり？]

[覚悟決めた？]

そう言ってきた...

もう逃げたくてたまらなくなる｡

でも目の前には｢人の形｣が
後ろわ崖のみ...｡

なにも出来ずに
ただ呆然と立っているだけ､

逃げ場が無くなって
なにも出来ないで居ると

｢人の形｣がゆっくり
近付いて来よった..

再び手を伸ばせば
届く距離になったときに

｢人の形｣に崖から
勢い良く落とされて､

俺はなにも出来ずに
｢人の形｣を見ながら落下します｡

｢人の形｣わと言うと
俺を見ながら笑って

｢ざまぁみろ｣

｢バイバイ｣

｢またね｣

って