第一章 入れ替わり

2/22
前へ
/71ページ
次へ
私は知らない店にいた。気が付けば目の前には、長い髪を後ろで束ね、紳士服を着ている、男か女か分からない人が立っていた。 首からさがる懐中時計からカチカチと聞こえる。その音が耳に響く… 誰だろう、それに、なんで私はここにいるんだろうか… ようこそ。ここは時間を旅する時空堂。あなたは何をお望みですか?その願いをかなえましょう。 私は…なにを… しばらく考えた後、顔を上げて言った。 私は…わたしは「なみ」と入れ替わりたい。 そして、昨日に戻して… それでは、よい旅を…
/71ページ

最初のコメントを投稿しよう!

23人が本棚に入れています
本棚に追加