依頼1 人探し

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達屋 「石橋智子は悪い仲間と連んでおり、援交の噂も絶えなかったようです。当時彼氏が居てその彼氏も共に姿をくらましたようですね。俗に言うカケオチってやつですね」 竜胆 「もしかして・・・間々下が援交の末、彼女を愛してしまいストーカーとなって彼女を・・・」 竜胆と達屋がジェラルミンケースを見て体をこわばらせた。 黒田は罰が悪そうに自慢の帽子を脱ぎ頭をかきむしった。 黒田 「まあそれはないだろう・・・わざわざ殺人犯が遺体を探してくれとは言いにこないさ」 「にゃ~ゴロゴロ」 そこへジジが体を黒田の足に擦り寄せてきた。黒田は甘えるジジの様子を見ながら言った。 黒田 「もう一度学校を調べて見てくれ!写真をね…撮って来てくれないか…写真をね」 二人 「承知しました」 二人は即座に学校へと向かった。 黒田はジジと二人で事務所に止まる。 黒田 「なあジジ・・・。やっぱり好きな人とはいつも一緒に居たいよな・・・」 黒田はジジを抱えると頭を撫でた。 しばらくして二人が写真を撮って戻って来た。それを一枚づつ丁寧に見ていく黒田が一枚の写真に釘付けになる。 黒田 「ふ~むなる程ね~」 竜胆 「何か分かったので?」 黒田 「あ~修さん、依頼人を呼んで貰えないかな。それと達屋くん、三度すまんが学園に向かって貰いたいんだが…」 竜胆 「分かりました!早速」 達屋 「分かりました!行ってきます」 後日、依頼人の間々下が呼ばれた。間々下はあまりうかないような表情で事務所に現れる。 間々下 「黒田さん見つかりましたか?」 黒田は椅子から立ち上がって言った。 黒田 「ああ、見つかりましたよ間々下さん!」 間々下はその言葉にちょっと焦りの色を見せた。 間々下 「でっどこに居ましたか?」 黒田 「居ましたよ!ここにね・・・」 間々下の様子が更に変になっていく。その様子を見て冷静に黒田が言葉をかける。 「おっと!まだ居場所を教える前に…とりあえず約束です。間々下さん…そのケース開けて貰えませんか?」 間々下 「そ…そうですね…。と…とりあえず…」 間々下がケ-スに手を開け開けようとする。それを竜胆達が固唾を飲んで見守っていた。
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