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黒田
「この大きさ、麓の噴火口がこの位置で見える位置・・・」
すかさずキ-ボードを叩いく達屋
達屋
「あ・・・ありました!大きさは分かりませんが静岡方面から見るとこの形に似ています」
黒田
「ふむ・・・・大きさからして静岡か・・・。修さんスマンが静岡まで飛んでくれんか。私は情報屋からこの中学校の卒業生を割り出して見る」
竜胆
「分かりました。早速、静岡に飛びます」
黒田
「たのんだよ・・・。静岡か・・・」
黒田はジジが引っ掻いていたジェラルミンケースをふと見つめた・・・・。
薄汚いバーの裏で黒田ともう1人のせむし男が話しをしている。
黒田
「・・・・出来るのか?」
男
「・・・任せてくだせい」
男は黒田から何か受け取るとそれを素早くポケットに入れ、そそくさと小走りにその場を去って行った。黒田は自慢のハットを深くかぶると懐から煙草を出しマッチで火を着けた。ひと吸いするとあの男とは反対側の方へ歩き出した。
数日後事務所内
黒田
「情報屋からネタが入った。石橋智子、現在16才。中学校を卒業後、私立聖桜燐学園に入るが一学期を境に学校にも来ていないようだ。一時の噂によると中学校三年生ぐらいから悪い連中と連み始め夜な夜な遊んでたらしい。その写真を撮ったのは14才の頃の写真だ。そこでだ・・・君に聞き込みに行って欲しいんだが・・・。ターゲットはこの2人」
そう言うと黒田はポケットから二枚の写真を取り出した。
黒田
「彼女が高校在学中に仲良くしていた友達だ。上手く怪しまれないように彼女の事を聞き出してくれないかなぁ。もし現在繋がっているとヤバいんでね」
達屋
「分かりましたやって見ます」
達屋はすっくと立ち上がるとその足でそそくさと外に出て行った。
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