a!ma!e!te!

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1日の仕事を終えて入る風呂。水とともにすべての葛藤が流されて、後に残るのは指先まで痺れる程の倦怠感。 この感じが、チャンミンは堪らなく好きだった。 今の仕事量をこなしているのは、若さと気合い。翌日ーといっても今日の、だがーの仕事の入りまであと5時間。チャンミンは時計を見て確認し、あと3時間はゆっくり眠れるだろうと算段を立てた。 あの白い波、ふかふかの布団に潜る姿を想像しながらふらふらと部屋に向かう彼。 部屋につきドアをあけると、ベッドに飛び込んだ。 ああ、この感じだとチャンミンは深く息を吐いた。もう頭を乾かすのも煩わしい。そのまま足先から忍び寄る睡魔に身を任した。
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