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――!!
気づいてない。
杉浦さんはまだ戦っている。
それを見た朝霧さんが叫ぶ。
「杉浦さん、逃げてください! 敵は転がって体当たりをするつもりです!!」
「は? なんだっ……」
しかし、時すでに遅し。
毛虫がコマの様に転がり始めた。
巻き起こる砂煙で杉浦さんが段々見えなくなる。
最後にタオールとノインが杉浦さんの元に飛んで行くのが見えた。
「二人が杉浦さんを助けてくれることを祈ろう。……さあ、舞さん。僕達も避難するよ!」
「分かりました……!」
「よし、こっちだ」
朝霧さんが私の手を引き先導してくれた。
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