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エピソード1:音無 響夜
「…何だコレ?」
道ばたに落ちていた紫色のノート。
響夜はそれを拾い上げた。
「…自由ノート?…ぷっ…ばかくせぇ~(笑)」 イタズラにしては、手のこんだノート。
説明まで書いてある。
「響夜?何してんだよ…ん?何そのノート?」
ノートをのぞきこんだのは、親友の貴也
「自由ノート?一週間後に死ぬ?…なんだそれ…。」
貴也は響夜に比べて冷静な男だった。
ノートを拾うなんて普通はまずない。
「…それ、あやしいんじゃねぇ?元に戻せよ。」
「…あぁ…わかってる…。」
貴也に忠告された響夜だったが、ノートを戻すことをためらった。
「…まっ、日記でも書くか。」
そしてそのノートをかばんにしまった。
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