序章

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痛い…。 身体の痛みは感じない…。 もう忘れてしまったから……。 でも、心の痛みは忘れられない。 瞼を閉じる度に映る貴方が、私の心を締め付ける。 私の中を掻き乱すソレが、無理やり現実へと引き戻す。 此処に貴方は居ない。 だから私は眠った。 次に目覚めるのが、貴方のキスからであるように祈りながら…。
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