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『答えないならそれもよし』
――いいのかよ!?
散々突っ込んできて、最終的にはそれもよしとは。
まったくわけのわからないひとだ。
夕斗が宮原に抱いた印象は、そんなものだった。
けれどふいに、宮原がパチンと指を鳴らした。
その行動に夕斗が首を傾げた瞬間。
彼の前に、突然大きな犬が現れる。
『なっ…うわあ!』
いきなり現れた犬に驚く暇もなく、その犬は夕斗にのしかかってきた。
突然過ぎるこの事態を理解できずに、夕斗はそのまま押し倒される。
――なんで学校に犬!? というか…
『舐めるなくすぐったい! うわっ…こらっ……』
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