神霊少年の仕事

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夕斗は、ふうとため息をついた。 いつまでも、受け身だらけの生活ではいつか潰れてしまう。 けれど、もう次の仕事が来そうな気がしていた。 なんとなくわかってしまうのはどうしてだろう。多分直感だ。 1年も宮原に付き合っていればだいたいわかる。 「来週あたり、幽霊トンネルに行かされるかもな…」 少年の重い呟きは、石畳の上に落ちた。
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