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周りを見渡せば
緑の草原と小さな小川
そして、大きな桜の木とその下にある一つのベンチ
何処かで見た景色
そう、何処かで見た景色
…此処って学園の
目の前に広がる景色は
学園にある花の公園と似ていた
「…綺麗」
緑の草原に色とりどりの花達、透明でキラキラ輝いている小川、そして 大きな桜の木
全部が綺麗で見惚れた
それと同時に
この場所を思い出した
「此処、俺の家だ」
日本にも家はあるが
それは、本家では無く俺の祖父母が住んでいる所で
俺の本当の家はイギリスにあるんだ
そして
遠くで犬と遊んでいる幼い俺、周りを見渡せば視界に入る大きな洋風の建物達
その事からして
今、俺がいる場所はイギリスの本家だというのが解った
「でも…。なんでだ?」
さっきまではあの、真っ白な空間で 遠くにいる幼い俺と話していたのに
今は、イギリスの本家に今の俺の存在を知らないような幼い俺
当たり前ったらそうだけど
…夢って言ってた。
そもそも、夢の中に自分が出ていて、でも もう一人自分がいて意識があって…。
もぅ、訳わからん
一人馬鹿みたいに
頭をフル回転させるけど、結局は諦める
、
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