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「…大丈夫だよ、此処は君がいる世界じゃないから」
……え?
髪でパニックになっていた俺に、突然、可愛いらしい声が前から聞こえた
その声を聞き
声が聞こえた方に顔を向けると…。
「……俺?」
問い掛ければ
「そうだよ、君だよ」
ニコッ、と可愛く笑って俺に喋りかけている俺がいた…。
そんな状況に
俺は更にパニックになる
「え?何で俺? じゃあ俺は?俺は誰だ?」
もう、ハテナが沢山頭の上に浮いている
そんな俺を
目の前の俺はくすり…。と笑って話し掛けてきた
「大丈夫、君は今 17の君だよ、僕は5才の君さ」
またまた、ニコッと笑い
パニックになっている俺に教えてくれた
「え…。5才の俺?」
「そうだよ、君は17歳 僕は5才」
確かに、言われて良く見れば、目の前にいる俺は背も小さく 声も高めで5才児にみえた
ただ…。髪を除いて
「ね…。髪も今の君と同じ色のルビー、だけど5才の君 わかった?」
「うん…」
首を傾げて、17の俺に確認する5才の俺
段々と話している内に
状況は掴めて来たが、やっぱり意味が解らない…。
「あんさ…、5才の俺 なんで俺 今髪が自毛なんだ?今日スプレーだった筈だけど…」
、
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