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『おー、陽斗っ!…と』
光の元へと走り出した幼い俺を止める事なく、青森は薄く笑いながら扉を閉める
そして、勢い余って
光に飛び込む幼い俺を光は笑顔で受け止めてくれた
『陽斗は元気だなぁー、俺はもう腰が痛くて痛くて…。』
『光はおじさんだから、腰が痛いんじゃ?』
『そうかもー、まだ30代なのにー』
30代でも、20代の時の若さを余す事なく持ち続けている光
実際に初対面の人達には、まだまだ出だしの坊ちゃんと思い中には光に言い寄る娘持ちの奥様かお嬢様がいる
でも、実年齢は30代
しかも光は子持ちだ
そんな事実を知れば
驚いて謝り身を引くものもあれば、子持ちで30というそのスリルがいいのか諦めずに言い寄る輩もいる
『光ー、いつ始まるの?』
『あと少しかな?』
『パーティーって誰の為にやるの?』
『それはね、陽斗の為だよ』
『僕の…?』
コテン…。と可愛いらしく頭を斜めにして上目使いの幼い俺
自分からして見れば
「きもい」と思うのだが、目の前の人物は違った
『―――っ!可愛いぃぃぃぃいい!!!!』
いわば、雄叫び
普段の容姿からは考えられない、男の高い声の雄叫び
、
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