パンをくわえて登校してたら運命の人とごっつんこなんてのはない

4/15
前へ
/17ページ
次へ
「はぁ~。」 結果見事に遅刻。 今廊下で両手にバケツを持って立っている。 だってしゃーなくない? いきなり変な女の子に捕まって、「男の子がパンをくわえて登校なんて邪道です!」なんて言われ20分位放してくんなかったもん。 その女の子曰く、女の子がやるからこそ運命の相手とぶつかるんだ、とかなんとか。 その時俺が思った事を言わせて貰おう。 パンをくわえて登校してたら運命の人とごっつんこなんてのはない。 そんなくだらない事考えながら突っ立っていると教室のドアが開き、担任が顔を出した。 「神木君、教室に入りなさい。」 「うぃーっす。」 俺は適当に返事をして教室に入った。
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!

78人が本棚に入れています
本棚に追加