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店を出た僕達は、楽しかった余韻に浸っていた。
『修二?どうだった?楽しかっただろ?』
寿男は、僕に気遣ってくれたのだろう…
恋人と別れて、寂しいだろうと思った僕に、束の間の癒しの場を提供してくれた。
『まさか電話番号教えてないよな?』
寿男は、フィリピーナの事を良く知ってるから心配になったのだろう…
この後、電話の意味を恐ろしく知ることになる…。
僕は
『教えたけど、電話はしないよ』と答えたが、
ジャニスからの紙に書いてある電話番号はしっかりと握り締めていた。
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