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午前3時。
ダイアナのサヨナラパーティーも終わりを告げる。
お店の暗黙のルールだが、主役タレントの一番大事なお客さんは最後にチェックをする。
しかし…
一つのボックスだけ、帰ろうとしないお客さんがいた。
僕は、気にしないで帰る事をダイアナと店長に告げた。
店長はダイアナに
『OKか?先に帰って』
そう聞いたがダイアナは首を縦に振り、僕はチェックした。
その時、最後まで残っているお客さんと目が合う。
白髪混じりの初老の男性だ。
特に気にはしなかったのだが、
この初老の男性が僕とダイアナの運命を変える事になる…。
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