60人が本棚に入れています
本棚に追加
「殺してやる!!!!」
沸々と黒いオーラを出しながら、拳をつくって怒りを表している。
「…そんな事より私の予備の眼鏡を貸して下さい!!社長」
タダシ
「前は名前呼んでくれただろ?正って」
「…正じゃなくて悪しだろ」
「真人何か言ったか?」
「……何も言ってないです」
「いちおう犯人を探すよ。所で真人、仕事は?」
「あぁ~今から行く。」
「…あの私は……」
「小崎は付いて来ないでいい。車借りてくから」
それだけ言うと、真人は社長室から出て行った。
「花ちゃん……大丈夫?」
「はい。私はこれで」
「待てよ!!送ってく」
「大丈夫です。眼鏡掛けてるので、電車で帰ります。失礼します」
―バタンと音が響くと、静かになった。社長はハァと溜め息を吐くと、椅子に腰掛けた。
最初のコメントを投稿しよう!