第1章→事の始まりは…

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女なんて面倒なだけだ。 すぐ泣くし…… かと言って、一夜だけの彼女なんてもっと御免だ。 そんな事をいつも言っているから、ここ1年半程彼女はいない。 自慢じゃないけど、その間に3人に告られた。 でも、皆振った。 好きか嫌いかの前に、見た事のない、初対面の人ばかりだったから。 そんな人と付き合う程、欲求不満じゃない。 だから、そんなのの固まりみたいな合コンとかは、あんまり好まない。 はずだったのに、いつもは断る合コンの誘いを受けてしまった。 店に入った今でさえ、後悔ばかりだ。 「いやー!!蒼が来てくれて俺嬉しいよ!!」 「そりゃよかった…」 ハイテンションのコイツは久保(くぼ) そんな久保の隣にいる黒いオーラを放つのは、塚ちゃん(本名:大塚) 塚ちゃんは先月、3年越しの彼女に振られて、まだ引きずっている。 そんな塚ちゃんには是非とも次の彼女を見付けて欲しいものだ。
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