第1章→事の始まりは…

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「ホラ!!塚ちゃんも元気出して!!女忘れるためには新しい女だよ!!」 久保が塚ちゃんを必死に慰める。 「そうだよ、塚ちゃん!!苦手な俺も来たんだから、頑張ろうぜ!!」 「蒼~…お前、どんだけ合コン嫌いなんだよ~…」 半泣きの塚ちゃんが俺に突っ込む。 それで俺ら4人は笑い合った。 ちなみに、場所は常連の飲食店。 ここの店長には大学に入った頃から直樹とお世話になってて、今は兄ちゃんみたいな存在だ。 何かあると、すぐ直樹とここで会って朝まで3人で話をしていた。 「しっかし、この店で合コンなんて、お前らが初めてだわ。」 おしぼりと水を持って来た店長の善希(よしき)さんが言った。 「よっちゃん、俺らが初なら何かサービスしてよ」 「蒼…お前いつもどんだけサービスしてっと思ってんだ?」
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