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「ですよね~……」
「だいたい、この部屋だってちっちぇーウチの店唯一の個室のVIPルームなんだ。それだけでもありがたく思え!!」
「よっちゃん!!男前だよ!!最高!!」
腕組みをして偉そうに言うよっちゃんに、直樹が合いの手をかける。
「直樹、俺が男前なんて生まれた時から知ってんだろ?」
「それは知らなかった!!でもよっちゃんが世界一ナルシストなのは知ってる!!」
「お前な………」
すると、ガラガラっという店のドアの音とともに、店員の声が聞こえた。
「いらっしゃいませ!!」
「お、お客が来た!!」
よっちゃんがそう呟きながら部屋の襖を開けた。
「お待ちしてました!!こちらです!!」
よっちゃんは笑顔で客を招く。
こちらです。ってこっちに入れるみたいだけど……
「お姫様のご登場だ!!」
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